無償貸し出しいたします!

たむら式リハビリ機『ゆうき』を多くの方に使用していただきたいと思い、無償貸し出しいたします!

『無償貸し出し』の条件

img_service_01.jpgこれまでの貸し出しで、リハビリ機本体部分を、全て分解してしまわれた医療施設がありました。そのため、以下の若干の条件をお願いしております。
公共の施設であること。
■貸し出し台数は5台。ただし、申し込みが多かった場合は、順に回すことも検討。
症例を必ず添付していただけること
貸し出し期間は、3ヶ月
(早い方では1週間程度で、以前との違いを実感される方もいらっしゃいますが、通常2ヶ月以上継続してご使用することによって効果が表れるためです)

■リハビリ機を分解しないこと。
■運搬にかかわる費用をご負担していただくこと。

御使用いただきました医療機関の一覧
  • 千葉県立リハビリテーションセンター様

  • 福島県山田クリニック様

  • 岡山県いるかの家リハビリテーションセンター様

  • 熊本県医療法人 暁星会 小林脳神経外科様

  • 東京都 国立国際医療センター戸山病院様

  • 愛媛県 土居内科外科医院様

その他、埼玉県や鹿児島県のデイサービスでもご購入いただいております。

ありがとうございます!ご使用いただいた症例をいただきました。

この度はモニターということでしたので、少人数の実施とさせて頂きました。使用された方からは従来の滑車運動とはことなり、ご自分の力で挙げることが困難な所まで上肢を上げることが出来、且つ、痛みなどに応じて調節が出来て良いという評判がほとんどでした。

反対に操作台やモニターの位置など、スタッフが利用者様に応じて左右へ移動しなければならないのですが、利用者様にとっては「職員に頼むことなく自分で出来たらもっといいのに」という意見もよく聞かれました。何せ施設ですので、障害部位が左右決まっていませんし、両側とも何らかの障害をお持ちの利用者様もいらっしゃいます。もう少し設定が容易になればありがたいなと感じました。

とはいうものの今までに無い機器ですので、使用されていた利用者様からは「施設で購入して欲しい」という意見が多く、現在検討中です。やはり製作者様ご本人の体験から生まれたき機なので、違いますね・・・。目からウロコです。できればまだまだお借りしたいですが、お約束なので返却いたします。残念です。

またご縁がありましたら宜しくお願いします。
この度は貴重な機器をお貸し頂き、ありがとうございました。勉強になりました。

 

医療法人 賛幸会 老人保健施設はまゆう
機能訓練室 理学療法士 

ゆうきを使って。
今回ゆうきを2ヶ月レンタルさせていただき、ある1人の脳卒中患者様に毎日使用した。結果として、患者の手指の改善がみられた。具体的な内容としては、手指の筋緊張が高く進展できなかったが、現在手指進展が軽度ではあるが可能になった。患者が使ってみての理学療法士としての感想は、日常我々が訓練時に上肢、手指の随意性が低い患者に対して自動介助運動を行う事が多いが、ゆうきを使う事により患者本人の痛みの範囲を自分で決める事ができ、痛みが出る範囲を自ら把握することができるので、日常生活での肩関節、手関節の保護にもつながり非常にいい効果が期待できる。
また、使用中、方関節を挙上している時に同時に手指を伸展でき、脳卒中の上肢に特徴の屈曲パターンに対して抵抗することができる。

以上の事により、リハビリスタッフによるリハビリ以外の時間に本人も自ら行うことができ、患者のリハビリに対する意欲の向上、肩関節、手関節の可動時間が多くなり非常によい効果があると考える。今回、ゆうきを借りている間、私が病院に一時転勤になり具体的なデータが取れなかった事を、お詫びしたい。今後の皆様の発展とご健勝をお祈りいたしております。

いるかの家リハビリテーションセンター
理学療法士

株式会社「ゆうき」様
今回は田村式リハビリ機「ゆうき」をお貸しくださりありがとうございました。当病院では4月までは入院施設もありましたが5月より無床となりましたので、1~2週間に2、3回の通院の方ばかりで毎日朝・昼・夜とリハビリを続けられるような患者様がおられませんのでしたので、1人の男性の方、年齢54歳、発症後1年4ヶ月、左半身麻痺の方に使った感想を伺ってみました。

  1. 肘置台については手の開閉も自由にできるので省略しました。

  2. 握り筒
    突起が多く刺激がありとてもよいがもう少し硬くてもよいと言われました。(この男性は自分で手の開閉もでい握力もある方です。)別の女性の方はもう少し小さくもっと柔らかいほうが良いという意見でした。
    握り筒は大きさや方さが何種類かあったほうがいいように思われます。

  3. 木製握り棒と補助バンドの牽引
    スピードもいいし片手が自由に動かせるので思った高さでとめる事ができ、とても使いやすいとの
    事でした。この方はプーリーを使って右手で左手を引っ張り上げるやり方だったので力加減がむずかし
    かったそうです。

  4. 手袋の牽引は左手用がなかったので試せませんでした。

  5. 水平引っ張り棒
    手前に引くのと身体にひきつけるのは楽だけれど体から離して引っ張るのは少し力が要って
    むずかしかったそうです。

  6. ステンレス製握り棒
    現在棒を持って、手を前に伸ばし上下運動するのに似ているとの事でした。

リハビリを始めた時このリハビリ機「ゆうき」があったならどれほど助かっただろう、、これはとても良いという感想でした。この男性の方は、指の運動がでいるのに3ヶ月、手を開くこと、腕を肩より上まで挙上させるのに4ヶ月、指折り動作まで5ヶ月かかっておられます。
このリハビリ機「ゆうき」を知っておられる方はまだまだ少ないと思われます。日本中の方に知ってもらい
1人でも多くの方のリハビリの助けになることを期待しております。
今回はリハビリ機「ゆうき」をお貸しくださり大変ありがとうございました。

 

医療法人暁清会 小林脳神経外科

株式会社ゆうき様

今回は「ゆうき」をお貸しいただき、ありがとうございました。簡単ではありますが、モニター報告をさせていただきます。

68歳の男性 H.12. 11. 17脳梗塞発症 右片麻痺 要介護2 週1回利用
リハビリに対して熱心な方で、当施設でもマシン運動以外にストレッチ、リハビリ体操、階段昇降やステップバイクを頑張られています。週1回のご利用でありましたが、毎回「ゆうき」にも取り組まれてきました。

手指の屈曲はできるが伸展が完全ではなく、つかむ動作は最初は困難でしたが徐々に改善がみられました。また、肩関節の屈曲制限も改善がみられ、効果が感じられました。頃から、自宅でも手指の運動に取り組まれておられましたが、「握る」「掴む」「引っ張る」という基本動作を繰り返し、意識して動かすことで、より効果が得られたのではないかと思います。足関節については、背屈、底屈に制限があり、今回は短期間のためはっきりとした効果はみられませんでしたが、今後継続して「かかとトントン」を行うことにより効果が得られそうだとご本人も話されていました。また、スタッフの手を借りずに自らの意思で取り組める事も喜ばれていました。通所施設のため、マニュアル通りに日に数回繰り返し、毎日継続して行う事ができませんでしたが、自宅や入所施設などの環境ではさらに良い効果が得られると確信いたしました。

ご報告は以上です。
貴重な体験がでい、ご本人も感謝されていました、
本当にありがとうございました。

平成22年4月13日
きくぞのケアパーク株式会社

たむら式リハビリ機「ゆうき」
脳卒中リハビリ機